本稿では、多声音楽のグルーピングを計算機上で行う手法について述べる。従来の多声音楽のグルーピングは、ルール群を用いて決定する手法やヒューリスティックを前提とした手法が提案されてきたが、これらの手法ではルール間の整合性が解決されておらず、人間の主観を必要としていた。本研究では、多声音楽のグルーピングを自動化する試みとして、ピアノロール譜面上での音符の位置関係から得られたボロノイ線図を用いたグルーピング手法を提案する。
論文
- [PDF] [ボロノイ線図に基づく多声音楽のグルーピング] Masatoshi Hamanaka, Keiji Hirata: “Applying Voronoi Diagrams in the Automatic Grouping of Polyphony”, Information Technology Letters (FIT2002), Vol.1, No.1, pp.101-102, September 2002.